マーケティングの天才 指原莉乃は松本人志を踏み台にできるのか

競争が一番激しい芸能界 そこで勝ち続ける2人 指原莉乃と出川哲郎 そこにはマーケティングの基本にのっとった正しい戦略があった。 王道のアイドルでは勝てないと知り、 ヘタレアイドル、不細工アイドルという新しい市場をつくり、 そこでナンバーワンになり、 しまいにはアイドルとしてナンバーワンになった指原莉乃。 そしてアイドルの枠を超え芸能界で勝負する。 その頭には芸能界のドンになるという野望が最初からあったのでしょう。 彼女こそ新しい時代のマーケティングの天才と言えるでしょう。

マーケティングとは営業をなくすこと

マーケティングとは営業をなくすこと

世界でも有数の経営学者のピータードラッカーは言いました。

マーケティングとは営業をなくすことだと。

そして指原莉乃は営業をなくしました。

 

マーケティングとは営業をなくすことこれがマーケティングの役割です。

これはピータードラッカーという日本でも非常に人気のある人がマーケティングの役割として語ったことです。

ドラッカーといえば本当に日本で人気があります。

ユニクロの柳井さんも熱狂的なファンとして知られています。

そしてやはり読んでみると非常に深いのです。

マーケティングを営業をなくすことと定義する。

これは凡人も秀才でも絶対にできないでしょう。

やはり非常に洞察力のある人間そして思考能力のある人でなくては到達できない領域だと思います。

言われてみれば当然だと思うことほど気づくのは難しいですから。

ニュートンがリンゴが落ちて万有引力に気づいたのもやはり言われてみれば当然と思うようなこともそれまでは誰も気が付かなかったのですから。

それでマーケティングの話に入ります。

そうなのです。

マーケティングの役割は営業をなくすことなのです。

この意味を理解できているでしょうか?

簡単にいえば勝手にお客さんが買ってくれるそういう状況を創り出すということです。

それができるでしょうか?

そしてどういう状況をいうのでしょうか?

私の言い方でいえば富士山になるということです。

富士山は営業活動をしなくても勝手に世界中から登りに来てくれます。

登りに来るだけでなくお土産も勝手に買っていってくれます。

そして富士山の写真も売れます。

映像もテレビ局は使います。

富士山は何の営業をしなくても売れていくのです。

これは我々日本人は当然と考えていたかもしれませんが驚くべきことなのです。

なぜ富士山は営業をしなくても世界中からお客さんが来るのでしょうか?

売れるのでしょうか?

これがこの本であつかうメインテーマでありマーケティングの本質なのです。

なぜ富士山は営業なしてここまで売れるのでしょうか?

わかる人はいますか?

そうです。

ナンバーワンだからです。

これが決定的なのです。

ナンバーワンは営業をなくすことができるのです。

もちろんナンバーワンでも営業をしているものも当然あります。

ですから正確にいえばナンバーワンは圧倒的な優位を持つといえばいいでしょう。

圧倒的な優位を持つから営業をしなくてもお客さんは来るのですがそのナンバーワンが営業をすればもっと稼げる。

だからナンバーワンも営業をしているのです。

富士山は営業をしなくても十分売れています。

その富士山が営業をすればより稼げる。

そういうことです。

ですからマーケティングの傑作は富士山なのです。

これを常に目指さなくはいけないのです。

ナンバーワンになれば圧倒的な優位を手に入れることができるのです。

ドラッカーがいったマーケティングは営業をなくすとはこういう意味なのです。

何かものを売ろうという小手先のテクニックはマーケティングではないのです。

もちろんこれもビジネスの世界では非常に重要になってきています。

ですがおおもとの大切にするべきポイントは営業をなくせる優位性を築き上げることができるのかそここそがマーケティングの役割なのです。

ビジネスをやるときはそこの原点を常に考えなくてはいけないのです。

それはビジネスだけでもありません。

常に営業をする必要がない状況をつくれているか。

恋愛に関しても就職に関してもユーチューバーになるにしろ起業をするにしろ営業をする必要のない状況を創り出せないのかそこを追究することがマーケティングでありそれができたビジネスや企業そして個人は圧倒的な優位を築き上げることができるのです。

何度も言いますがテクニカルなマーケティングが不要だと言っているわけではありません。

それも今の時代は必要です。

営業活動も必要です。

ネット生保の一番の競争力が営業力だという現実もあるのです。

これは著者の知り合いのネット生保で働く重役が言っていました。

ネット生保は日本の生保レディを筆頭とする独特な生命保険の営業システムをなくすのが一つの理想だったと。

しかし実際にネット生保同士の競争力で勝つか負けるかは結局は営業力だったと笑いながら言っていました。

つまりもう少しわかりやすく説明をすると生保レディをつかって営業の売り込みをかけて生命保険会社は利益を出していたわけです。

しかし生保レディの人件費がかかるので生命保険の料金は高くなってしまいます。

それが日本の生命保険が高くなる原因だったです。

ネットで生命保険を売れば営業も必要がなくなって営業のための人件費もかからなくなると。

そう思ってたら実際には営業力が強くないとネット生保も保険を売れなかったということです。

少しわかりにくかったと思いますがつまり営業をなくすのがマーケティングと言いながら営業がとても大切なのが現実だと思います。

営業やどうやって売上を増やすのかを考えるテクニカルなマーケティングももちろん大切です。

しかしドラッカーのいう営業をなくすマーケティングもやはり追究しなくてはいけないのです。

富士山と日本で2位の山が営業で対決しても絶対に富士山には勝てないのはおわかりだと思います。

営業も大切ですけど営業以上に大切なのがマーケティングなのです。

ビジネスをする。

恋愛でも就職でも起業をするにもどうすれば営業を必要としない状況を創り出せるのかを追求しなくてはいけないということです。

それはどうすれば富士山になれるのかを追究することです。

それが本書のテーマなのです。

指原莉乃は営業をなくすことに成功したのです。

彼女は富士山になったのです。

だからこそ彼女からマーケティングを学ぶことは非常に有意義だと私は考えるのです。