マーケティングの天才 指原莉乃は松本人志を踏み台にできるのか

競争が一番激しい芸能界 そこで勝ち続ける2人 指原莉乃と出川哲郎 そこにはマーケティングの基本にのっとった正しい戦略があった。 王道のアイドルでは勝てないと知り、 ヘタレアイドル、不細工アイドルという新しい市場をつくり、 そこでナンバーワンになり、 しまいにはアイドルとしてナンバーワンになった指原莉乃。 そしてアイドルの枠を超え芸能界で勝負する。 その頭には芸能界のドンになるという野望が最初からあったのでしょう。 彼女こそ新しい時代のマーケティングの天才と言えるでしょう。

アメリカのケネディ大統領と指原莉乃の共通点

アメリカのケネディ大統領と指原莉乃の共通点

マーケティングではこのような例はたくさんあります。

例えばアメリカの大統領選での有名な例では。

ケネディ大統領の例があります。

 

ケネディと争ったジョンソンというのはディベートが非常に得意だったのです。

ディベートならケネディには負けるはずがないと本人だけでもなく周りの誰もが思っていたのです。

そんな2人が大統領選挙であらそった勝ったのはケネディです。

それはなぜだと思いますか?

ラジオの討論ではジョンソンが勝っていたと言われるのです。

しかし当時はテレビがアメリカにも普及してきた時代でしたラジオの時代からテレビの時代になったのですケネディ指原莉乃と同じ天才です。

ラジオでは勝てないそんなことはどうでもいいテレビで勝てばいいのだからそして彼は自分の魅力的なルックスを存分にテレビでアピールしたのです。

服装も態度も話し方も研究をしてきたのです。

対するジョンソンはディベートのつまり討論においてはきわめて優秀だったのです。

そしてそこで勝負をした一般のアメリカ国民はケネディを選んだのです。

ケネディがテレビ時代の大統領と言われる理由です。

これは指原莉乃さんとやっていることが全く同じだと思いませんか?

アイドルの世界で従来の今まで通りのかわいさや踊りや歌で勝負していこうとした他のメンバーそれに対して本当に視聴者や一般の人々が求めるものは何かを追究していた指原莉乃さん。

そしてその相手の求めるものをきちんと実行できるそこが勝負を分けるのです。

視野が狭いということはどうしても従来のやりかたつまり今まで通りのやり方を続けてしまいます。

それでは新しい環境の変化に対応できないのです常に視野を広く持ち自分の置かれている環境はどういうものなのかそれを理解していないと大きなリスクを背負ってしまうのです。

そういう意味ではケネディは時代という大きな流れを読むことができた小さなディベートの勝ち負けに終始するジョンソンとは対照的に今という時代はどういう時代なのかをそれはこれまでの時代とどう違うのかそして今後どういう時代になっていくのかそれを考える広い視野と思考力を持っていたのです。

それをふまえると指原莉乃さんについても同じようなことが言えます。

AKBというものが社会の中でどういう位置づけなのかそれは一般の世界とどう違うのかそしてアイドルに求められるものはこれまでとそして今そしてこれからどうなっていくのかそれを考えることができたということなのです。

彼女が完璧な正解を出しているとは私は思いません。

その答えのレベルはもしかしたらそれほど高くはないのかもしれません。

ですがそんなことは大した問題ではないのです。

大切なことはそれを考えているということです。

アイドルの世界の過去と未来を考えている人と全く考えずに今しか見ていない人だと大きな環境の変化には対応できないのです。

そういう意味では指原さんの勝利も時代の変化が大きな影響になったのかも知れません。

20年前に指原さんと同じことをしても絶対に勝てなかったのでしょう。

当時はアイドル=かわいいの時代といっていい時代でしたからしかし変わっていった。

今はアイドルの時代ではなく言ってしまえばバラエティーの時代なのです。

ジョンソンがラジオの時代の大統領でありケネディがテレビの時代の大統領であるのと同じで広末涼子はかわいいアイドルの時代の圧倒的なナンバーワンであったように指原莉乃はバラエティーの時代のアイドルだったのです。

ここの時代の変化が指原莉乃さんに味方したのでしょう。

どんなに指原さんがマーケティングの能力があろうと10年前20年前そして30年前ではここまで勝てなかったのだと思います。

ですから当然運もあったのだと思います。

何でもかんでも指原さんが全て思い通りにしたわけではないのです。

人の1人でできることにはやはり限界がありますから。

ただしその環境の変化に対応して勝てる人はマーケティング発想ができる人でしょう。

きちんと環境を理解してそれに応じて変化できるそういう人でないと大きな環境変化に対応できないからです。

そしてマーケティングの必要性が増してきたのはこの大きな環境変化がものすごい速いスピードで起こるのが今の時代だからです。

時代の変化のスピードはひと昔前の2倍3倍になっているのではないでしょう?

我々の行動パターンは数年ごとに大きな変化をしていると私はそう考えるのです。

そしてビジネスにおいてももちろんそうです。

iPhoneも数年ごとにどんどん変わる。

技術の変化のスピードもすさまじいです。

それはインターネットの発達により知が解放されたからだと私は思います。

どういうことかというと今はアメリカでは非常に高いレベルのプログラミングやその他の技術ノウハウをインターネットでただでもしくは非常に安い値段で得ることができるのです。

技術や知識を非常に効率的に得ることができるようになったのです。

そうなるとその技術を使って社会を革新するサービスをつくる人がでる確率が増えていくもしくは社会を革新する技術を発明する確率が増えていくその新しい技術やサービスが世界を変えていく我々の行動パターンを変えていくのです。

そうであれば社会の変化は今後も速くなっていくその環境の変化のスピードについていけない人はダーウィンが生き残るものは強いものではなく変化し続けるものだと言ったように環境に変化できずに絶滅してしまう環境の変化に対応できずに絶滅してしまった恐竜と同じように我々も常に速い速度の環境変化に対応しなくてはいけない時代になったのです。

そこで重要なのがマーケティング思考マーケティング発想なのです。

そしてそれを高レベルで実行して激しい環境変化激しい競争の芸能界で勝ったのが指原莉乃さんなのです。

だからこそ彼女のことを運が良かったとか彼女のことを嫌いだからとかですますのはもったいないなと私は思うのです。

好き嫌いは誰だってあるそれは別に他人がとやかくいうことではないでしょう。

ですがやはり結果を残している人には必然性があるのです。

どうして彼女が勝ったのかそこから何かを学べないのか活かせることはないのかそういう風に考えた方がメリットも大きいでしょうし有効な考え方だと私は思うのです。

この本はその天才指原の発想からマーケティングを学ぶという本です。

なぜ彼女が勝ったのか。

それはマーケティングの鉄則をそのまま実現しているからなのです。

それを知ることは指原さんが勝った理由を知ることでもありマーケティングを知ることでもあるのです。

この本はそこを説明して皆さんがマーケティングについて理解を深めていただくのが目的なのです。

それではそこにもう一度戻りましょう。

彼女はきれいであるアイドルオーディションに受かるほどのルックスを持っている。

ではそんな彼女がなぜヘタレアイドルを名乗ったのかそれは単純ですね。

勝つためです。

それがマーケティング戦略の全てなのです。

自分が勝てるところで勝負する。

自分が勝てないところでは勝負しない。

これがマーケティングの基本であり全てであり極意なのです。

マーケティングとか言うと分厚い本や小難しい言葉をたくさん使う人いますけどあんなのはマーケティングの能力がない人が自分を賢く見せるためのものです。

単純に自分が勝てるところを見つけるそれだけなのです。

そうして彼女はヘタレアイドル不細工アイドルという勝てるポジションを見つけてそこで勝ってきたのです。

これについても解説していきましょう。

皆さんものを買うと思います。

その買うものって何ですか?

何を皆さん買いますか?

何を言っているのだと思う方もいらっしゃるかと思います。

皆さんが最近買ったものの共通点をあげてください。

全てに共通するものをあげてください。

あげられるでしょうか?

何が共通点でしょうか。

実は簡単なのです。

その商品はすべてあなたにとってナンバーワンなのです。

全ての商品に競合品があります。

パンを買うにしても車を買うにしても本を買うにしても有り余るほどの競合品があるのです。

それはご理解していただけると思います。

そして買うのはその中の一つなのです。

もしくは全体の中からすればごく少数なのです。

例えば2種類のペットボトルのジュースを買ったとします。

それは何万種類ものある飲み物市場の商品の中の極少数ですね。

つまりナンバーワンなのです。

人はナンバーワンの商品しか買わないのです。

皆さんが勝った商品は少なくとも皆さんにとってはトータルでナンバーワンなのです。

費用対効果や予算を考えてその中で買える商品の中でナンバーワンと考えたから買っているのです。

言われてみれば当たり前ですね。

つまり商品を買うというのは自分にとってのナンバーワンの商品を選ぶということなのです。

ということは商品を売るためにはナンバーワンになれないと売れないということなのです。

実はこれを理解されていない方もたくさんいるのです。

ナンバーワンでなければ売れないのです。

言われてみれば当たり前ですよね。

たくさんの種類を買える商品であったり余裕があるとき以外誰も好き好んで20位の商品なんて買わないわけです。

ということはナンバーワンの商品しか買わないということです。

ということは商品を売るためにはナンバーワンにならなくてはいけないのです。

まずそれがマーケティングの前提なのです。

ナンバーワンになれないと売れない。

ナンバーワンになれないと勝てないそれが前提なのです。

それではナンバーワンになるためにはどうしたらいいですか?

ナンバーワンになれるところで。

勝負する。

これなのです。

ナンバーワンになれないところもしくは少なくともナンバー7くらいになれないと商品としては非常に不利な状況におかれてしまいます。

昔のAKBで言えば神7ですね。

上位7人に入れば特別扱いされてブランド化されてより人気が出たわけです。

8位と7位の差も大きかったわけです。

しかしビジネスにおいて1位と2位の差というのは優勝と最下位と同じという人もいるのです。

それだけ1位に価値があるのです。

だからこそ指原莉乃さんはヘタレアイドルを発想したのです。

アイドルという市場では勝てない神7にも入れない。

つまり7位にも入れないと悟ったのです。

そうであればどうやって勝つのか考えたときにまずは。

ヘタレアイドルでナンバーワンになろうということだったのです。

1位というのは特別扱いされるのです。

メリットが非常に大きいのです。

アイドル市場で20位よりもヘタレアイドルで1位の方がおいしいのです。

大きく扱ってもらえる話題になるということですね。

それでまず彼女は簡単にヘタレアイドルで1位になった。

それは考えてみれば当然です。

ヘタレアイドルは彼女しかいないからです。

ここが彼女の発想のすごさです。

誰もやらないことをやればその時点でナンバーワンです。

そうしてナンバーワンになればアピールの仕方さえきちんとすればメディアも取り扱わざるを得ません。

話題になるからです。

そうして彼女は自分の足場を固めていくヘタレアイドルから不細工アイドルを生み出しまたも1位になるのです。

まずヘタレアイドル不細工アイドルの日本チャンピオンに瞬時に収まったのです。

言うまでもなくそのようなアイドルは他にいないからです。

そして話題をさらい他にももちろん様々な壁を乗り越えたのだと思いますが結果としてアイドルの世界でナンバーワンに上り詰めたのです。

そして彼女はアイドルの世界にとどまらなかった。

最初から芸能界のトップを目指していたのでしょう。

名実ともに芸能界のトップを目指して。

戦っているのです。

もちろんこのレベルになると他の人も怪物しかいません。

モンスターレベルです。

その人たちと指原さんがどこまで戦えるかはわかりません。

私はそれを非常に楽しみに見ているのです。

彼女は再び壁にぶつかった時にどのような発想を準備してくるのか。

当然正攻法では来ないでしょう。

全く違う自分にキャラチェンジして再び勝負してくるかもしれません。

少しマーケティング極意から離れすぎてしまっていますがつまり勝てるところで勝負するのが大切。

どんな商品もナンバーワン以外買われない。

であれば勝手に自分がナンバーワンになれる場所をつくってしまうのも非常に有効な方法である。

そういうことなのです。

どこで戦うのかどこなら勝てるのか。

そこを考え抜くことこそがマーケティングでありこれからの世の中で一番大切な能力だと思うのです。

閑話休題 成長とは変わること

成長とは変わること。

よりよく変わること。

ではどうすればよりよく変われるのか。

より効果的に成長をできるのか。

それはやはり自分が変わること。

まずこれを自覚をすること。

それが大切だと思う。

自分がした過去の成長。

それを振り返ってみる。

それが非常に大切。

そこで大きく変われた成功経験。

それが次の成長を支える。

例えば成長することによって何かを手に入れた。

そうしたらより成長をしよう。

そう考えることができる。

そうすると次どう変わろうか。

どうすれば買われるのか。

それを考えることができる。

それが成長をする。

そのために非常に有効なこと。

だから自分の過去を振り返ってみる。

その時成長のために何が必要だったのか。

それを自分のものにすること。

そうすると変わろう。

そう思う。

もっとここで成長をしよう。

今の自分を変えることができる。

今の自分を変えなくてはいけない。

そう考えることができる。

それが非常に大切。

だから自分の成長経験を大切にする。

自分の成功経験を振り返ること。

それによって自分の成長の可能性。

それを納得することができる。