美人でも不細工アイドルを名乗る天才 指原莉乃マーケティング術
美人でも不細工アイドルを名乗る天才
指原莉乃さんは人気グループのAKBのアイドルAKBの出身のアイドルタレントの中で圧倒的な存在感を芸能界テレビメディアの世界で持っていると思います。
というよりもAKB出身とか関係のないレベルでトップのタレントになったのだと思います。
つまり芸能界の勝ち組に入っていった。
彼女はどうして勝てたのでしょうか?
皆さんはそれを考えたことはあるでしょうか?
なぜ彼女は非常に競争の激しい芸能界でトップレベルのタレントになることができたのでしょうか。
それは彼女の芸能活動を少し振り返れば見えてくると思います。
彼女はヘタレアイドルそしてアイドルのくせに自分は不細工キャラと自分でプロデュースをする天才なのです。
ご存知の方はいらっしゃるかと思いますが彼女がまず自分をプロデュースしたのはヘタレキャラ。
ヘタレアイドルだったのです。
そして不細工アイドルだったのです。
これについてどう考えますか?
私はこの時点で彼女は天才だと思います。
その発想力がありますか?
だってアイドルというのはその名の通り偶像つまり理想の人物のはずであります。
あこがれの人だから人気がある。
そうであるはずだったのです。
しかしいきなりヘタレアイドルと打ち出した。
この柔軟性この発想力できると自信のある方いるでしょうか?
少なくとも指原さん以前でここまでの発想をできる人はいなかったと思います。
彼女以降彼女をまねて似たようなことをするアイドルもたくさん増えていましたが私が知る限りここまで従来のアイドル像を壊すことによって自分のブランド価値を築き上げたのは彼女だけだと思うのです。
ヘタレアイドルなんて誰が名乗ろうとするでしょうか?
そして不細工アイドルなんて名乗った人それまでいましたか?
いないと思うのです。
そういう意味では彼女は革命家だと思うのです。
それまでの常識をぶっ壊してそしてそれにより多くの利益を自分のものにした。
iPhoneやmacを発明したスティーブジョブズやウォークマンを発明した盛田昭夫と同じレベルの発明だと思います。
多分世界でも不細工アイドルヘタレアイドルなんていないでしょう。
つまり彼女オリジナルな発想なのです。
日本のITベンチャーはアメリカで5年前に流行ったことをやっているだけだといった人もいます。
そういう意味では日本初のオリジナルな発明なのです。
これはとんでもないことだと思います。
みなさんも少し落ち着いて考えてください。
もう一度聞きますができますか?
まずその発想が異端です。
しかしそれだけではないのです。
彼女はその発想を実現してしまう行動力もあるのです。
何度も言いますが彼女は一般的にはかわいい人です。
かわいい人間としての扱いを受けていたはずです。
美人として見られてきたはずです。
そう思いませんか?
そんな彼女が不細工キャラを受け入れる。
ヘタレキャラを演じることができる。
そこにも彼女が芸能界で勝った要因があると思うのです。
変化を受け入れることができる。
そして損して得をとることができる。
目的のためには常識的な価値観を捨てることができたのです。
少し解説していきましょう。
人間は成功体験を捨てることなんてできません。
そしてそれは今の日本社会では非常に価値のある成功体験だと思うのです。
どういうことかというと日本社会はもう10年くらい前になるのですかね。
人は見た目が9割という本がベストセラーになるほど見た目の価値というのが問われる世界だと思うのです。
もちろん日本以外の国もそうかもしれません。
そうなのです。
外見には非常に価値があるのです。
かわいかったり美人だったりもちろんイケメンだったりするのは非常に価値のあることなのです。
日本では。
そして彼女は一般的には美人でかわいいに分類される人です。
そうやって生きてきたに違いがないのです。
皆さんはどう思いますか?
だってそうでしょう。
彼女は自身のことをヘタレアイドル不細工アイドルと言っています。
しかし彼女が小学校中学校高校生の時にかわいいという評価美人という評価で生きてきたのは間違いのないことだと思うのです。
そもそもそうでなければアイドルになんてなろうとしません。
それだけでなくオーディションに受かることもないのです。
本当に不細工でアイドルになるのは非常に困難です。
多分ここまでは彼女はかわいいアイドルになって有名になりたいと考えていたはずです。
実は私は彼女がAKBに入った当時の映像を見たことがあるのです。
入ったばかりの頃の映像ですね。
はっきり言って非常にかわいかったのです。
何より彼女はかわいいアイドルを演じていたのです。
それ以降の彼女とは全く違う振る舞いをしていたのです。
他の普通のAKBのアイドルと同じようにかわいらしいふるまいをしてファンを喜ばそうとする。
典型的な王道アイドルを演じていたのです。
しかし彼女はヘタレアイドルを名乗るようになったそして不細工アイドルを名乗るようになった。
それができますか?
自分はかわいいアイドルを目指そうそう思っていてそれが求められるアイドルにやっとなったのにあえて逆を目指してしまう。
その変化する力。
過去の自分のかわいいという成功体験を捨ててしまいそれと真逆のキャラを演じてしまう。
普通の凡人ではこの時点で無理です。
言うまでもなく発想を思いつくことすらできません。
しかし彼女はヘタレアイドル不細工アイドルを思いついただけでなくそれを構想して見事実現してしまったのです。
ビジネスで言えば非常に有効な戦略を立てるだけではなくそれを実行する実行力を身につけているということです。
iPhoneで言ったらiPhoneみたいな商品をつくったら売れると考える発想力構想力をもちそれに加えて1人でiPhoneをつくりiPhoneをどのように売るのか考えてそしてそれを実際に演じているのです。
たぶん彼女は全部自分でやったと思います。
このすごさは説明されたら理解できると思うのです。
普通のタレントは多分相当の部分を周りのスタッフに振付されていると思うのです。
どういう商品でどういうキャラを演じてどのように売っていくのか台本レベルまでもしかしたら考えるプロが周りにいるかもしれません。
昔私が子供のころに聞いたことがあります。
古館一郎さんという方がいます。
彼がテレビ局に入ってくるとき20人くらいスタッフを連れてきたと。
つまり台本を考えたりこういう振る舞いをした方がいいとか服装はこうした方がいいとかそういうことを考えるスタッフを20人も引き連れていたということです。
そしてそこまではいかないまでも多くの売れているタレントはそういう振付だったりアイデアを考えている人がついているはずです。
しかし彼女はたぶんほぼすべてを自分で考えた。
わかりやすくいってみれば1人でiPhoneを構想してつくって売り方も考えて世界一売っちゃったということなのです。
そこが私が彼女を天才という理由なのです。
ヘタレアイドルと発想する不細工アイドルと発想する。
そのこと自体すごいことです。
しかし美人であった彼女がかわいいアイドルを目指していた彼女がそれでは勝てないと自覚したときに彼女は猛烈に勝つためにどうしたらいいのか。
それを考え始めたのだと思います。
自分が勝てないと知って初めて人は本気になってどう勝てるのかを考えるのです。
しかし凡人は同じ土俵のまま戦うでしょう。
どうやったらもっとかわいくなれるのか。
どうやったらもっとかわいいアイドルとして人気が出るのか。
そう考えるはずです。
もしくはどうやったらもっと踊りがうまくできるのかそう考えるはずです。
それを努力と思う人もいると思うのです。
そしてそれを素晴らしいと思うはずです。
しかしそれは冷静に見れば思考停止して現状の延長線上で物事を考えているだけなのです。
努力とは名ばかりに何も考えず作業をこなしているだけとも言えるのです。
生き残るのは強いものではなく環境に適応してきたものだという言葉があります。
どれだけ強い恐竜も環境が変化して氷河期に入れば全滅するのです。
そうであればするべきことは環境に合わせて大幅に変化することなのです。
ダンスの練習をたくさんしてファンの人に認められるようになろうアイドルとしての振る舞いを身につけてもっとかわいいアイドルを演じよう。
それはそれで正しいのかもしれません。
しかし他の多くのメンバーがそれをやっているときに天才指原は異端児指原はヘタレキャラでいこう不細工キャラでいこうと構想を練っていたのです。
これができたから彼女はナンバーワンアイドルになり芸能界でもトップに上り詰めることができたのです。
はっきり言えば天才です。
そしてもちろん彼女はその天才的な頭脳でどうやれば芸能界でトップになれるのか今も考えているはずです。
多分一人の能力では彼女に勝てる人はほぼいないと思います。
彼女は一人で発想構想実行までをしてしまう人だからです。
しかし芸能界はすでに分業体制に入っているのです。
ですからこれからは彼女も簡単には思うようにはいかないと思います。
古館さんの例を出せば彼女は1対21で戦っているのですから。
しかし冷静に考えれば現時点でその古館さんに勝っているのです。
ということは彼女は私たちが知らないうちにすでに
1対21で勝つという恐ろしいことを成し遂げているのです。
ヘタレアイドルを発想したのは彼女が10代の時です。
その時にその発想をする彼女に私は恐ろしさを感じるのです。
できる人なんているはずがないのです。
そんなこと。
彼女の頭の良さとそして何よりどんなことをしても芸能界で名を売りたい。
その執着心こそが多分その発想の原点なのだと思います。
実はこの執着心こそが彼女の競争力の一番の源だと思うのです。
確実に彼女は異端です。
他のアイドルが人気が出るためにダンスや歌を頑張っているその時に1人でどうすれば新しいアイドル市場をつくることができるのか。それについて考えていたのですから。それは普通の人ではできないでしょう。みんながみんな線路のレールの上を走りたい。
走った方が楽だそう考えているときによしヘタレアイドルで自分を売り出そう。そしてそれによってAKBの中で自分の立場を確立したら今度はその外の市場を見てつまりどうすればAKBファン以外の人間にも自分のファンになってもらうのか。そこを考えて不細工アイドルを提唱する。
そんなことを考えるのは強烈な執着心が必要なのです。
どんなことをしても勝ちたいこれが原点なのです。
うわべでは笑っていますが彼女の芸能界で有名になりたい売れたいという意思はものすごく強いのです。
そこを軽くみて欲しくないのです。
頭の良さももちろんあります。
執着心があれば誰もが指原莉乃さんみたいになれるわけではないのです。
ですが頭がよくてもそしてマーケティングを身につけてもそれだけでは指原莉乃さんには簡単にはなれないのです。
そこはやはり執着心が必要なのです。
それがなければあそこまで発想の転換はできません彼女についてAKBの後輩が一日24時間考えろと言われたとそういうことを指原さんに言われたと言っていたメンバーがいるのです。
そういうことなのです。
1日24時間どうすれば勝てるのか。
そこまでとことん考えていたのです。
それができなくては新しい市場など創出できるはずがないのです。
これはスティーブジョブズもソニーのウォークマンを開発した盛田昭夫他の何か新しいものを生み出した人全員が同じでしょう。
大切な原点はやはり執着心だと私は思うのですだからこそ1日24時間どうすれば勝てるのか考えることができるのです。
昔こういう話を聞いたことがあります詐欺師はなぜ人をだますことができるのか?
これは皆さんなぜだと思いますか?
なぜ詐欺師は人をだますことができると思いますか?
これは簡単です。
彼ら彼女らはどうすれば人をだませるのか24時間考えているからなのです。
だから詐欺師は人をだます天才なのです。
もともと人をだます才能があったのかどうかなんて関係ないのです。
自分がしたいこと勝ちたいことについて1日24時間考えるそういうことができるのかそれが勝負を決めるのです。
そして指原さんに戻りましょう。
成長とは変わること。
成長とは何か。
それは変わること。
例えば幼稚園児。
そして大学生。
大きく変わっただろう。
そしてよりよく変わった部分。
それが成長。
そこを抑えることが大切。
人は変われない。
今の自分が正しい。
今の自分が正しいという前提で物事を考えてしまう。
それは非常に危険。
どれだけ大きく変われたか。
それが自分がした成長。
だから大きく変わる。
ジャンプをする。
成長するためにはそれが必要。
本書ではどうすれば大きく成長できるのか。
それを説明しきたいと思っています。